Schedule
2024/01/28 SUN
- 02/12 MON
10:00-17:00最終入館は16:30)
Introduction
京菓子展10周年特別展「一席一菓 あつらえのかたち」
京菓子は、一席一菓。一席ごとに、相手を思い、自然との対話を繰り返しつつ、その日、その時、その場所、その人だけのために作られる「食べる芸術」です。本展は、これまで公募展として開催してきた「京菓子展」10周年を記念し、特別展として開催するものです。さまざまな分野で活躍する9名が、茶席における「亭主」となり、職人と対話しながら 、大切なお客さまを迎えるための菓子をあつらえます。京菓子を通して、人と人との間に紡がれる「ものがたり」が、日本文化の本質を見つめ直すきっかけになることを願っています。
亭主 - 客 - 職人が紡ぐ「ものがたり」を味わう
菓子文化が育まれた場である数寄屋建築の座敷で、抹茶とともに作品を召し上がっていただくことができます。京菓子は、亭主と職人が紡ぐ「ものがたり」を、食べる人(客)が読み解くことで完成する芸術です。本展でしか味わえない特別な菓子をお楽しみください。
Artists 五十音順・敬称略
- 天野 喜孝(画家/イラストレーター) × 植村 健士(有職菓子御調進所 老松/京菓子展 2018年 大賞 ほか)
- 池坊 専宗(華道家/写真家) × 塩貝 祥代(学校法人大和学園講師/京菓子展 2021年 大賞)
- 叶 松谷(陶芸家/京焼清水焼窯元三代目) × 今西 善也(鍵善良房)
- 川邊 りえこ(書道家/美術家) × 垣本 晃宏(ASSEMBLAGES KAKIMOTO)
- 串野 真也(ファッションデザイナー/アーティスト) × 金谷 亘(京菓子司 金谷正廣)
- 森山 未來(俳優/ダンサー) × 杉山 早陽子(御菓子丸)
- ヤノベケンジ(現代美術作家/京都芸術大学教授) × 中丸 剛志(有職菓子御調進所 老松/京菓子展 2022年 京都市長賞 ほか)
- 夢枕 獏(小説家) × 幾世橋 陽子(まめいち/京菓子展 2016年 大賞 ほか)
- ルシール・レイボーズ(写真家/KYOTOGRAPHIE共同創設者) × 髙家 裕典(御菓子司 聚洸)
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Kyogashi - Japanese Sweets
展示作品・呈茶菓子
菓子作品
9名の亭主と9名の菓子職人の対話から生まれた色とりどりの菓子。本会場での展示をはじめ、入場券のご購入で抹茶とセットでお召し上がりいただけます。詳細は菓子一覧ページにてご覧ください。
菓子一覧ページへ
本会場限定セット - 特別限定干菓子
源氏香の図
本会場限定セットの特別限定菓子として、このたびは「源氏香の図」をかたどった干菓子をお届けいたします。
 茶席菓子としての主菓子は抽象的な意匠と銘で思いを伝えますが、干菓子は具象的。ぱっと見てそれが何であるのかがわかる、ということが大切とされています。「香の図」は、いくつかの香を聞き分ける遊び「組香」から生まれた図で、古く室町時代からみられます。中でも、5つの香りを聞き分ける遊びは、その組み合わせが五十二通りできることから、源氏物語五十四帖にかけて「源氏香」と呼ばれます。五十二通り一つ一つの図は源氏物語の巻名に紐付けられ、逆に図から物語を連想して楽しむというわけです。一方、幾何学模様としても優れている香の図は、香道や源氏物語をはなれて、着物や欄間、箪笥や襖の柄などとして、広く使われています。ぜひ探してみてください。
※ 本会場セットは完売しました
Admission / Tickets
本会場
有斐斎弘道館
入館券(京菓子と抹茶付き):大人2,500円・学生2,000円(要予約)
入館のみ:大人1,000円 学生500円
本会場限定セット*1:3,500円(完売)
寄付セット*2:10,000円(要予約)
*1 入館券(京菓子と抹茶付き)と特別限定菓子のセット
*2 本会場限定セットに懐紙、有斎弘道館への寄付を加えたセット
特別呈茶会場
旧三井家下鴨別邸
入館料:大人平日500円 土日祝日600円
呈茶料:過去に受賞した京菓子と抹茶1,000円
※ 本会場チケットのご提示で、旧三井家下鴨別邸の入館料を割引 (大人平日50円割引、土日祝60円割引)
Venues
有斐斎弘道館
住所:京都市上京区上長者町通新町東入る元土御門町524-1
TEL:075-441-6662
E-mail:kyogashi@kodo-kan.com
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有斐斎弘道館(ゆうひさいこうどうかん)は、江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園(1734 - 1807)が創立した学問所。淇園は開物学という独自で難解な学問を創始する一方、詩文や書画にも優れた風流人で、門弟は3千人におよぶと言われている。2009年にマンションの建設計画が持ち上がったことから有志により保存の声があがり、2013年に公益財団法人となる。建造物ならびに庭園を保存するとともに、現代における学問所の再興をめざして、活動を続けている。
旧三井家下鴨別邸
住所:京都市左京区下鴨宮河町58-2
TEL:075-366-4321
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Team
プロデューサー:濱崎加奈子(有斐斎弘道館 館長)
展示ディレクション:矢津吉隆(kumagusuku)
展示什器施工:Rooms
グラフィックデザイン:大西正一
クリエイティブアドバイザー:奥田充一(株式会社memesスクエア)
動画制作:やまねかおり
写真撮影:大西正一、宮下直樹、尾田千夏
広報:株式会社いろいろ
呈茶提供:三壷庵 西村宗靖社中
HR/バックオフィス:オフィスつむぐ合同会社
伴走支援:アクチュアル株式会社